グアテマラ エル・コロリド アナエロビックドライウォッシュド
味わいの特徴
レモンやトロピカルフルーツを思わせる華やかな果実感と、アーモンドのようなまろやかな味わいをお楽しみいただけます。また、ハチミツのような滑らかな口当たりと甘さが印象的なコーヒーです。
明るい酸味と柔らかな甘さを感じていただけるので、リフレッシュしたい午後の癒しの一杯に、ご友人とのおしゃべり時間の一杯に、おすすめしたいコーヒーです。
感じられるフレーバー
オリジナルのプロセシングによる味作り
エル・コロリドは、グアテマラのハラパ県に位置するナランハレス農園の一区画をお借りした自社農園プロジェクトから生まれた「ウッドベリーでしか飲むことのできない」特別なコーヒーです。
コロリドは「カラフル」の意味で、同じ農園・同じ品種のコーヒーによる様々な彩り(味わい)を楽しんでいただきたい、という想いから毎年オリジナルのプロセスでコーヒーを作っています。
今回お届けする「アナエロビックドライウォッシュド」のコーヒーは、コーヒーチェリーをPH3.8まで発酵させた後、日陰干しにて乾燥期間を長くかけたロットです。
ナランハレス農園の豊かなテロワールと味わいの特徴
エル・コロリドを作っているナランハレス農園は、グアテマラの東部ニューオリエンテ・コリス・ハラパに位置しています。
ニューオリエンテは1950年代からコーヒーが栽培され始めましたが、標高が高く、急斜面が多い地形のため、コーヒー栽培が困難な環境だと思われていました。
しかし、近年ではスペシャルティコーヒーの需要の増加に伴い、恵まれた土壌と気候から、高品質なコーヒーの生産できる優良な産地として注目され始めています。 土壌は古くは火山地帯だったため、変成岩(既存の岩石が変成作用を受けてできた岩石)や軽石を含む石灰岩で、火山活動が活発な他の地域とは異なっているのも特徴です。
このテロワールから生まれるコーヒーの味わいの特徴としては、トロピカルフルーツやアーモンド、ブラウンシュガーの印象が出やすい地域かなと感じています。
ナランハレス農園の標高は1,535-1,640m。植えられている品種はパチェ40%、パカス25%、カティシック20%、カトゥアイ15%です。
アナエロビックウォッシュドの綺麗な酸味と奥行きのある味わい
嫌気性発酵の後にウォッシュプロセスを行うと、発酵によるフレーバーは付きにくくなりますが、発酵で形成された酸の印象が明るく、明確に感じられます。
この酸は、ナランハレス農園で最も割合の多いパチェ種の特徴的なトロピカルフルーツを思わせるフレーバーを際立たせてくれます。
そのため、発酵によるネガティブなフレーバーが付くのを恐れずに、しっかり発酵させることで、酸の印象をより明確にすることを心がけました。
その後、日陰干しにし乾燥工程を長くすることで、酵母の活動期間を長くなり、奥行きのある味わいが作られます。
これがカティシックというハイブリット種が持つ厚みのある口当たりと組み合わさり、リッチで満足感のあるカップに仕上げてくれます。
今回お届けするコーヒーは、レモンやトロピカルフルーツといったフレーバーが感じられ、華やかでフルーティーな印象を感じつつ、アーモンドのニュアンスやまろやかな味わいも感じていただけるコーヒーです。
自社農園プロジェクト「エル・コロリド」の取り組みについて
エル・コロリドは、生産者、消費者、自然環境のすべてにとってGOODで、サスティナブルであることを目指して活動するGOOD COFFEE FARMS(以下、GCF)による「My Farm契約」プロジェクトから生まれたコーヒーです。
私たちはプロジェクト第一号の契約を結び、グアテマラのハラパ県にあるナランハレス農園の一区画をお借りし、収穫から生産処理までを行っています。
ウッドベリーコーヒーのオリジナルブランド豆であるエル・コロリド(El Colorido)が生まれるまでの物語について。実際に現地訪れた際の農園の姿や生産過程、コーヒー生産にかかわる想いをオリジナルマガジンにて全4回にわたり綴っています。
こちらもぜひ合わせてご覧ください。
【EPISODE OF EL COLORIDO: VOL.1】 グアテマラへ─コーヒー生産の険しい道のり
【EPISODE OF EL COLORIDO: VOL.2】 ナランハレスの人々
【EPISODE OF EL COLORIDO: VOL.3】 味の彩りをつくる
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