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記事: 【9月のおすすめ】ジャスミンを思わせる華やかさとオレンジのようなフルーツの味わい「エクアドル クルス・ロマ ゲイシャ」

【9月のおすすめ】ジャスミンを思わせる華やかさとオレンジのようなフルーツの味わい「エクアドル クルス・ロマ ゲイシャ」

【9月のおすすめ】ジャスミンを思わせる華やかさとオレンジのようなフルーツの味わい「エクアドル クルス・ロマ ゲイシャ」

今回は9月より販売開始の「エクアドル / クルス・ロマ」農園のゲイシャ種のコーヒーをご紹介します。

ウッドベリーコーヒーでは約1年ぶりとなるエクアドルのコーヒー。まだまだ生産・流通量が少なくなかなかお披露目する機会の少ない生産国ですが、アンデス山脈の肥沃な土壌と昼夜の寒暖差など環境条件は恵まれており、スペシャルティコーヒー新興国として期待値の高い国であります。

 

このクルス・ロマ農園は、そんなエクアドルのコーヒー業界をもっと活性化したいという思いで、スペシャルティコーヒーの生産に取り組んでいる若き生産者ガロ・モラレスさんが2015年からスタートした農園です。 

華やかさと厚みのある甘さを兼ね備えた、エクアドルゲイシャをぜひお楽しみください!

 

クルス・ロマ農園の基本情報

生産国:エクアドル
地域:ピチンチャ
生産者:ガロ・モラレス
標高:1,450m
品種:ゲイシャ
プロセス:ウォッシュド

 

 

エクアドルのコーヒー業界を牽引する若き生産者

クルス・ロマは、20年以上ものあいだコーヒー業界に携わってきたガロ・モラレスさんが本格的にスペシャルティコーヒーの生産を始めた農園です。コーヒー産業の低迷していたエクアドルにおいて、自身の蓄えてきた知識を仲間たちと共有し、エクアドルのコーヒー業界を活性化したいという思いで、スペシャルティコーヒーの生産を本格的に始めるに至った農園でもあります。「この業界で蓄えてきた知識は、生産者であれば誰もが必要とする知識であり、仲間たちと共有し、自分の農園にも応用していこうと思った」とモラレスさんは語っています。

 

アンデス山脈の肥沃な土壌や昼夜の寒暖差など恵まれたテロワールと、研究熱心なモラレスさんの性格も合わさり、2015年からスタートしたクルス・ロマのコーヒーは、2020年に開催された国内品評会「ターサ・ドラーダ(Taza Dorada)」で3位入賞、翌2021年には瞬く間にチャンピオンに輝きます。また1ポンド100ドルの値が付き、エクアドルでの最高価格を更新しました。

 

ピチンチャのテロワールとゲイシャ種の組み合わせ

クルス・ロマが位置するピチンチャは、エクアドルの北部に位置しています。エクアドルのコーヒーは南部のロハと北部のピチンチャのコーヒーしか飲んだことがありませんが、ピチンチャのコーヒーは香りの成分が多いイメージを持っています。なかでもクルス・ロマのゲイシャは味の強度も高いと感じており、特筆すべきは質感の厚みで、ゲイシャのジャスミンのような華やかさと、オレンジを思わせるジューシーで明るい酸味を増幅して感じさせます。さらに、長く持続する甘い後味も印象的なコーヒーです。
華やかさを武器に一世を風靡しているゲイシャ種ですが、質感の薄さは長きにわたってウィークポイントのひとつでした。しかし、コロンビアをはじめとして、エクアドルやボリビア、ペルーなど、南米で育てられたゲイシャは、共通して印象的な質感の厚みをもち、ゲイシャ種のウィークポイントを補いつつ華やかさも維持していることが特徴です。
エクアドルは今後も応援していきたい生産国のひとつです。たくさん飲んで、楽しんでいただければ幸いです。

 

クルス・ロマ ゲイシャの美味しい淹れ方

クルス・ロマのゲイシャは、品種特有の華やかさとフルーツ感と、厚みのあるマウスフィールが印象的です。マウスフィールに厚みがあるぶん、ブリューレシオ(コーヒー粉とお湯の量の比率)を上げて抽出を引き延ばしても、通常の濃度感を維持することができ、味わいが崩れることがありません。ブリューレシオを高くすることによって、より多くの成分を引き出すことができ、深い奥行きと長く続く甘い後味を楽しめるカップに仕上がります。ぜひお試しいただければと思います。

 

オンラインストアでも好評発売中

オンラインストアでは全国へ発送しています。

エクアドル / クルス・ロマ ゲイシャ の商品ページはこちらから↓↓

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