








コロンビア ラ・カバーニャ農園 ビンクブルボン
華やかでジューシー、記憶に残る味わい
南コロンビアのウィラ県ピタリトから届いた、希少な品種「ピンクブルボン」。カップから立ち上るのは、ジャスミンやローズを思わせる華やかな香りのスペシャルティコーヒーです。
ひと口含むと、クランベリーやプラムのようなジューシーな果実感が広がり、ワインのように複層的で厚みのある風味へとつながります。舌の上をすべるシルキーな質感と、最後に残るキャラメルを思わせる甘やかな余韻が、このコーヒーの印象をより一層豊かにしてくれるでしょう。
感じられるフレーバー
テロワール - 南部ウィラの恵み
コロンビア南部、ウィラ県ピタリトは「スペシャルティコーヒーの聖地」と呼ばれるエリアのひとつ。標高1,700〜1,800mの高地に広がる農地は、昼夜で大きな寒暖差があり、果実の熟成をゆっくりと進めます。その結果、チェリーの中に豊かな糖分や酸が蓄えられ、透明感のある甘さと鮮やかなフレーバーが生まれます。
火山性の肥沃な土壌はカリウムやマグネシウムなどのミネラルを多く含み、果実の明るい酸を後押しします。年間を通じて日照は安定していますが、午後にはアンデスから冷涼な風が吹き下ろすため、果実や葉面温度の上昇が抑えられ、チェリーの温度を下げて風味を引き締めます。
まさにテロワールそのものが「フルーツ感とフローラル感を兼ね備えたコーヒー」を育んでいるのです。
品種 - ピンクブルボンという個性
ピンクブルボンは、コロンビア南部ウィラ県やカウカ県で栽培される希少なアラビカ種です。成熟するとチェリーは淡いピンク色に染まり、その見た目の美しさでも知られています。樹勢や葉の形は従来のブルボン系と似ていますが、香りや味わいに独特の華やかさと透明感があります。
この品種の大きな特徴は、果実に含まれる 糖分と芳香族アミノ酸が豊富 なことです。糖分はキャラメルやハチミツのような甘みを生み、芳香族アミノ酸は焙煎や発酵の過程でジャスミンやベリー、ローズなどの香りに変化します。酸味は明るくフルーティで、渋みは控えめ。舌触りは滑らかで、口の中に果実や花の香りが層になって広がります。
また、ピンクブルボンは標高1,500〜1,900mの高地で、昼夜の気温差が大きい環境で育つと特に力を発揮します。寒暖差が糖分や香気成分の蓄積を助け、透明感のある甘酸っぱさを引き出すのです。収量はやや控えめで、病害への耐性は低いため、手間をかけた丁寧な栽培が必要です。こうした管理の手間が、個性的で高品質なフレーバーを支えています。
ピンクブルボンは 花やフルーツのような香りが重なり合い、甘味と酸味のバランスが鮮明で、透明感のある後味が長く続く特別な品種です。その希少性と栽培の難しさも、この品種がスペシャルティコーヒー市場で高く評価される理由となっています。
プロセス - ファーメンテッド ナチュラル
収穫は、糖度20%以上に達した完熟チェリーのみをハンドピック。ここからラ・カバーニャ農園独自の 二段階発酵 が始まります。
まず行われるのは 約14時間の好気発酵。酸素に触れさせながらチェリーを休ませることで、果実の中に自然に存在する酵母や細菌がゆっくり働き始めます。酵母は果実の糖分を分解してフルーティな香りを生み出し、細菌は酸を整えることで、クランベリーのような鮮やかな酸や透明感のあるフレーバーが引き出されます。
続いて、タンクの中で酸素を遮断する 約40時間の嫌気発酵(アナエロビック・ファーメンテーション)。この環境では乳酸菌が活発に働き、酸味を柔らかくまとめながら、プラムや赤ワインを思わせる複雑で厚みのある風味を形成します。酵母も糖分をゆっくり発酵させることで、甘さや果実味を一層際立たせます。
発酵を終えた豆は粘液質を残したまま、シェード内で約21日間かけてじっくりと乾燥。直射日光を避けながら時間をかけて仕上げることで、繊細なフローラルの香りやキャラメルのような甘い余韻が際立ちます。
ラ・カバーニャ農園を支える家族の情熱
ラ・カバーニャ農園は、ウィリアム・オルティスさんとジャケリン・ルイスさん夫妻が営む家族経営の農園です。4世代にわたって受け継がれてきた土地で、地域の伝統を守りながらも、常に新しい知識や技術を取り入れる姿勢を大切にしています。
二人は「自然環境と調和しながら品質を高めること」を信念に掲げ、農薬の使用を最小限に抑え、多様な植物や木々を農園内に共存させています。これにより、土壌の健康が保たれ、害虫の発生を自然のサイクルで抑制することができます。また、コーヒーの木に適度な日陰をつくるシェードツリーは、果実の成熟をゆっくりと進め、甘みや香りの形成を助けています。
さらに夫妻は、品種や発酵方法を変えながら試験的なロットを繰り返し生産することで、常に新しい味わいを探求しています。特にピンクブルボンはその繊細さゆえ管理が難しい品種ですが、手間を惜しまず取り組む姿勢こそが、華やかで個性あふれるコーヒーを生み出す原動力となっています。
家族ぐるみで続けてきた努力と情熱は、ラ・カバーニャ農園のコーヒーに「鮮やかで美しい味わい」として結実しています。こうした取り組みは高く評価され、地域の品評会での受賞や国際的なバイヤーからの継続的な評価につながっています。夫妻の挑戦は、自らの農園を超えて、ピタリト地域全体の品質向上に寄与し続けています。
心に寄り添うひととき
クランベリーやプラムを思わせる果実味に、赤ワインのような奥行きとキャラメルの甘さが重なり合うラ・カバーニャ農園のピンクブルボン。華やかで複雑な風味は、ゆったりと自分の時間を楽しみたいときに最適です。
休日の午後にお気に入りの音楽とともに。あるいは、一日の終わりに心を解きほぐす時間のお供として。気持ちをリフレッシュしたい朝にも、明るい酸味と透明感のある後味が爽やかさを添えてくれます。
大切な人とシェアする場面でも、このコーヒーは特別な体験をもたらします。カップを手にした瞬間から広がる華やかな香りと、飲み進めるごとに変化する味わいが、会話をより豊かに彩ってくれるでしょう。
【生産国】コロンビア
【地域】ウィラ県 ピタリト
【農園】ラ・カバーニャ農園
【生産者】ウィリアム・オルティス & ジャケリン・ルイス
【標高】1,700〜1,800m
【品種】ピンクブルボン
【プロセス】ファーメンテッド ナチュラル
【焙煎度】浅煎り
Country:Colombia
Region:Huila,Pitalito
Farm:la Cabana
Producer:William Ortiz & Jaquelin Ruiz
Altitude:1,700〜1,800m
Varietals:Pink Bourbon
Process: Fermented natural
Rost Level:Light Roast
コーヒーの保存方法について >>
コーヒー豆は、チャック付バッグに入れてお届けいたします。
背面にはコーヒー豆の焙煎日が記載されています。
<美味しく飲む目安>
ハンドドリップ:焙煎から2〜3週間くらいが豆の持つ風味がバランスよく感じられます。
エスプレッソ:焙煎から3週間前後くらいが甘さを感じやすく、ミルクとの相性もよく感じられます。
焙煎後2ヶ月くらいまでを目安にお召し上がりください。
<長期保存について>
飲みきれない場合は密閉容器で冷凍保存がおすすめです。
冷凍保存の場合は、半年ほどの期間を目安にお召し上がりください。
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