コンテンツへスキップ

カート

カートが空です

記事: 【Portrait of a Barista】井川 鉄平/ 用賀店

【Portrait of a Barista】井川 鉄平/ 用賀店

【Portrait of a Barista】井川 鉄平/ 用賀店

ウッドベリースタッフのオリジンや内面に迫る「PORTRAIT OF A BARISTA」
今回は用賀店で店長を務める井川さんに、6つの質問を答えていただきました。

 

 

Q1 生まれ育った街について教えてください。

生まれ故郷はここ、用賀です。地元の小中学校に通い、大学進学後にいちど新潟に移りました。子どものころは団地で鬼ごっこをしたり、サッカーをしたり。駒沢公園に20人くらい集まって「大規模缶蹴り」をしたのもよく覚えています。

都会的な部分と住みやすい部分がちょうどよくミックスされているのが用賀のいいところです。暮らしやすさとワクワク、日常とちょっとした贅沢が共存している街といってもいいかもしれません。もちろん、いま用賀で働けていることもこの街が好きであることの理由のひとつですね。

Q2 バリスタを目指したきっかけは?

勉強をする際にドリップバッグのコーヒーを淹れていたのですが、自分だけ飲むのも気が引けて家族5人ぶんのコーヒーを用意するうちに、それが週末の朝のルーティンになっていました。高校に進学し、あるカフェがコーヒーの淹れ方を紹介しているのをテレビで見たことがきっかけで、そのころちょうど駅前にできたカルディに豆と道具を買いにいきました。

じつは、新潟で大学院に在籍しているときに体調を大きく崩してなにも手につかなくなってしまったことがあります。実家にもどって療養していたときに「家族のためにコーヒーを淹れる」というルーティンがもどってきたんです。「みんな飲むよー!」といって家族が集まって、他愛のない会話が始まる。そうした時間をもてたことが体調の快復につながりました。そして自分がコーヒーをとおして得た時間や空間、気持ちを人と共有できたら素敵だなと思い、バリスタを目指すことにしたんです。

当時はウッドベリーのことは知らず、高校生のときにテレビでみたカフェを訪れてみました。事情を話すと「用賀出身なら素敵なお店があるよ」と教えてくれたのがウッドベリーコーヒーでした。

 

 

 

 

Q3 好きなコーヒー豆を教えてください。

ぼくにとって大事なコーヒーはいくつかありますが、エルサルバドル/ミレイディ農園はひときわ特別です。ミレイディは、ぼくが入社したときから社長が話していた「ダイレクトトレード」という夢が叶ったという意味でも記念碑的なコーヒーです。

しかし、それだけではないんです。ウッドベリーが現地を訪れたのが2022年の2月で、その数ヵ月後に農園主のエベル・ディアスさんが亡くなってしまったんです。まだ30代半ばであまりにも突然のことでした。いてもたってもいられず、すぐにクラウドファンディングを立ち上げて支援を行いました。

訃報を聞いたとき、ぼくにはどうしても他人事だとは思えませんでした。だからこそ今年の2月にふたたび農園を訪れたスタッフから、奥さまが引き継いだ農園の様子を聞いたときは本当に嬉しかったです。そのうえ今年のCOE(カップ・オブ・エクセレンス)という品評会で1位を獲得したという報せを受けとり、飛びあがるほどの喜びを感じました。エベル・ディアスさんがご存命だった2021年につづく2度目の受賞で、ご家族が農園と意志を継いで1位に返り咲いたわけです。そんな目頭が熱くなるような物語がミレイディのコーヒーには詰まっています。



Q4 いまハマっているカルチャー(本や音楽、映画など)を教えてください。

先日、RESOLUTE(リゾルト)というブランドのフィッティングイベントに行き、人生で初めて本格的なジーンズを買いました。デザイナーの林(芳亨)さんが身体にあうジーンズを選んでくださり、手入れの仕方や穿きこむことで表れる変化についても教えてもらって一瞬で虜になりました。飾らない人柄で、ポケットの内側に日付とぼくの名前を書いたサインまでいただき、「これでいつから穿いているかわかるだろ。たくさん穿いて、たくさん洗ってな!」と送りだしてくれて。痺れますよね。

 



Q5 お店での流儀・ポリシーを教えてください。

誰よりもコーヒーについて話す人でありたいです。ぼくは、自分の体調がよくなるきっかけをもらったコーヒーに恩返しをしたいとずっと思っているんです。その答えはまだ探している最中ですが、いまは海の向こうにいる生産者の情熱やこだわり、人柄をお客様にお伝えすることが大事なことだと思っています。話すことは緊張することもあれば、勇気が必要なことでもありますが、どんなお客様にも自分の言葉で説明することで一杯のコーヒーをとおして農園の努力や働いている方々に想いを馳せていただけるようなきっかけを作り、情熱のバトンをしっかり繋いでゆくことをポリシーとしています。

Q6 これからの未来のためにしていることは?

身の上話をするのはたいへん恐縮ですが、結婚を考えている人がいるので指輪を買うために貯金をしています。できるだけはやいうちに「どうだ~!くらえ~~!!」って(笑)。はやく指輪を見せたいです!

 

オリジナルマガジン "Pneuma" ISSUE14 より抜粋

read more

記事を読む

【Portrait of a Barista】鈴木 力 / 渋谷店

【Portrait of a Barista】鈴木 力 / 渋谷店

ウッドベリースタッフのオリジンや内面に迫る「PORTRAIT OF A BARISTA」今回は渋谷店の鈴木さんに、6つの質問を答えていただきました。     Q1 生まれ育った街について教えてください。 神奈川県・相模原市の上溝という地域です。近くには相模川が流れ、車で30分ほど走れば富士吉田市までつづく道志みちに出られます。都心へのアクセスもよく、車があれば、海にも山にも1時間圏内で行ける...

もっと見る
On the Mark : Our Logo's Redesign

On the Mark : Our Logo's Redesign

Part02 未来を照らす光 井上 心平 Part1はこちら 2012年に用賀のマイクロロースターとして歩みをスタートした私たちウッドベリーコーヒー。昨年9月の玉川髙島屋S.C. 店(以下、二子玉川店) への出店を皮切りに、よりひらかれた場所へ踏み出したい。そんな想いから、ロゴとプロダクトデザインを一新することにしました。先月のコラムでは、リニューアルに至った経緯と、21年にブランドを再定義...

もっと見る
On the Mark : Our Logo's Redesign

On the Mark : Our Logo's Redesign

Part01 ロゴが描きだす、"これまで"と"これから" 井上 心平 ウッドベリーコーヒーのブランドロゴが生まれ変わりました。九月の玉川髙島屋 S.C. 店のオープンにあわせて、ロゴマークと各種プロダクトのデザインを刷新し、心機一転、新しい一歩を踏み出しました。新しいロゴは木漏れ日をモチーフとしています。「W」の文字を変形し、葉のかたちを模した図柄を四つ繋ぎあわせることで、中央に光を表す図形...

もっと見る
【Portrait of a Barista】星 耀実 / 荻窪店

【Portrait of a Barista】星 耀実 / 荻窪店

ウッドベリースタッフのオリジンや内面に迫る「PORTRAIT OF A BARISTA」今回は荻窪店の星さんに、6つの質問を答えていただきました。     Q1 生まれ育った街について教えてください。 千葉県の富里市という、成田市と酒々井町のあいだにある街です。平坦な台地で牧場や畑がぽつぽつとあり、子どものころの私にはすこし退屈にも思える街でした。両親が成田空港に勤務していたので子どものころ...

もっと見る
Life in a Cup :A Journey of the Senses

Life in a Cup :A Journey of the Senses

Part03 「感性の旅」の果てに 佐藤 優貴 Part1はこちら Part2はこちら 「暮らしに息づくコーヒー」をテーマにお届けしてきた本コラム。ここまで、日常生活のなかでのコーヒーとの向き合い方を考えながら、自宅でコーヒーを美味しく淹れるコツをお伝えしてきました。コーヒーを淹れる際にもっとも重要なのは「どれだけ均一に抽出できるか」ということ。たとえば豆の保存方法がよくなかったり、グライン...

もっと見る
【Portrait of a Barista】 種井清次郎 / 鎌倉店

【Portrait of a Barista】 種井清次郎 / 鎌倉店

ウッドベリースタッフのオリジンや内面に迫る「PORTRAIT OF A BARISTA」今回は鎌倉店の種井さんに、6つの質問を答えていただきました。     Q1 生まれ育った街について教えてください。 鎌倉の笛田という地域です。地理的にいうと大仏殿よりさらに西側にある鎌倉山の麓の奥まった場所で、いまでも僕が生まれたころと変わらず畑や田んぼが残っています。桜並木が有名で、とても綺麗です。鎌倉...

もっと見る
【Portrait of a Barista】鈴木 龍志 / ウッドベリーベーカリー

【Portrait of a Barista】鈴木 龍志 / ウッドベリーベーカリー

ウッドベリースタッフのオリジンや内面に迫る「PORTRAIT OF A BARISTA」今回はウッドベリーベーカリーの鈴木さんに、6つの質問を答えていただきました。     Q1 生まれ育った街について教えてください。  埼玉県の草加市で二十歳まで過ごしました。特徴といえば草加せんべいくらいですが、足立区に隣接しているので15 分で西新井や北千住に出られて、とても住みやすい街でした。高校卒業...

もっと見る
Life in a Cup : A Journey of the Senses

Life in a Cup : A Journey of the Senses

Part02 暮らしで育む、味わいと感覚 佐藤 優貴 Part1はこちら コーヒーは、毎日の習慣として楽しむと同時に、豆の種類や抽出の工夫をとおして多種多様な味や香りに出会える飲みものです。その「美味しさ」に正解はなく、重要なのは、自分の感覚に正直に楽しむことです。しかし私はバリスタとして生きるなかで、味覚や嗅覚に意識を向けることの難しさもよく知っています。見ることや香ること、味わうこと。ど...

もっと見る
【Portrait of a Barista】藤岡 美帆 / たまプラーザ店

【Portrait of a Barista】藤岡 美帆 / たまプラーザ店

ウッドベリースタッフのオリジンや内面に迫る「PORTRAIT OF A BARISTA」今回はたまプラーザ店の藤岡さんに、6つの質問を答えていただきました。     Q1 生まれ育った街について教えてください。 東京都八王子市の南大沢という、多摩ニュータウンにある街で育ちました。東京のほかの市町村や23区と比べると歴史の浅い町ですが、新しく開発された街中は車道と歩道が完全にわかれており、横断...

もっと見る
c5dfef4ffca6ca82a4b7d91de4d5809e4501021a63b0cc99c9b0ab479b793206