エルサルバドル ロマ・パチャ農園 パカマラ種
味わいの特徴
オレンジのような果実の印象と、バニラやチョコレートを思わせる柔らかい甘さをお楽しみいただけます。また、ハチミツのような滑らかな口当たりが上品さも合わせてお楽しみください。
お気に入りの焼き菓子と楽しむ午後の一杯や、一日頑張った自分を労う一杯に、おすすめしたいコーヒーです。
感じられるフレーバー
ラ パルマ地域とパカマラ品種が作る綺麗な味わい
ロマ・パチャは、エルサルバドル北西部のアロテペックメタパン地域、チャラテナンゴの標高1,200-1,800mに位置します。
25年に渡りコーヒー栽培を続ける歴史ある農園で、2ヘクタールほどの農園ではありますが、ブルボン、パカス、パカマラなど多様な品種のコーヒーを栽培しています。
チャラテナンゴ地域のパカマラは品評会でも数多く入賞することから、とても品質が高いことがわかります。
チャラテナンゴの中でも、ラ パルマという地域のパカマラ種は酸味がデリケートで甘く上品な味わいが特徴で、パカマラの魅力が最大限発揮されていると感じています。
上品でありながら口当たりはとてもまろやかで、まるでベルベットを思わせるコーヒーです。
エルサルバドルで作られたパカマラ品種
パカスとマラゴジッペの交配種であるパカマラは、遺伝学者Angel Cabreraが率いるInstituto Salvadoreño para la Investigacion de Café(ISIC)の研究室で開発されました。
エルサルバドルで開発された品種ということもあるため、生産者さんのパカマラに対する熱量は高く、誇りを持って栽培されていることがよく伝わってきます。
豆は大粒でトロピカルフルーツを思わせるフレーバーがあることから、フレーバー面ではマラゴジッペの特徴がよく引き継がれていると感じます。
対して、パカスの特徴を引き継いでいると感じる点は、矮小種で収穫量が多いという点です。
パカマラ種は病害虫に対する耐性は弱いですが、品質が高く、量が取れるという珍しい品種だなと思います。
厚みのある口当たりを最大限に感じられる中煎りでの焙煎
ロマ・パチャのパカマラ種は明るく綺麗な酸味を持っていますが、酸味よりもスイートスパイスの甘い印象が特徴的なコーヒーでした。
私たちはこの甘い印象を最大限楽しんでいただきたいと思い、酸の印象が収まり、口当たりの厚みが最も感じられる中煎りで仕上げました。
口当たりが厚くまろやかになることで、より甘さの印象が感じやすく、満足度の高いコーヒーに仕上がっています。
高品質なコーヒーを飲み続けられる未来のために、私たちのできること
ロマ・パチャは実際に現地に訪れて買い付けてきたダイレクトトレードのコーヒーになります。
私たちがダイレクトトレードに取り組んでいるのは、高品質なコーヒーを飲み続けられる未来のためです。
近年では気候変動によりコーヒーの生産量は年々減少しており、2050年にはコーヒーの生産に適した土地が50%に減少するとも言われています。
生産量が減少することは生産者の収入にダイレクトに影響を与え、生産者の年収は年々減少していき、また、生産に適さない気候に変動していくことから品質の低下も考えられます。
高品質のコーヒーを作り続けるためには、品質維持のための投資ができる状態を維持しなければいけません。
私たちはそのために中間手数料をなるべく抑え、なおかつ投資も兼ねた価格で買い付けるのが大切だと考え、ダイレクトトレードという活動を始めました。
ダイレクトトレードを行うことで、私たちが支払った金額がどのくらい生産者に渡っているか正確に把握し、市場価格以上の金額で買い付けることで生産者が継続して高品質なコーヒーを作り続けるための助けになればと考えています。
ロマ・パチャ農園パカマラはその考えのもと、アラビカコーヒーの国際市場価格(2023年平均)の486%の価格で買い付けています。
ぜひ、手に取って楽しんでいただければ幸いです。
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