




ペルー ミラフローレス農園 ジャバ アナエロビック ウォッシュド
大自然からの贈りもの
ペルー北部・アマゾナス州の山岳地帯から届いた、ジャバ品種のシングルオリジンスペシャルティコーヒー。ミラフローレス農園との取り組みは今年で2年目を迎え、昨年のクロップでその確かな品質と味わいの完成度を実感しました。今年もその魅力をお届けできることに感謝しています。
このコーヒーは、ハーバルな清涼感とライムを思わせる明るさが特徴。チェリーの果実感に加えて、ウォルナッツの香ばしさとブラウンシュガーの穏やかな甘さが重なり、まろやかでバランスの取れた味わいを生み出します。透明感を軸に、香り、酸味、甘さが調和し、自然にほどけていく精度の高い味わいが印象的です。
感じられるフレーバー
ミラフローレス農園のこだわりと生産環境
ミラフローレス農園は、ペルー・アマゾナス州の高地に位置し、冷涼な気温と高い湿度、山地特有の起伏ある地形に囲まれた環境でコーヒー栽培を行っています。
この地域では昼夜の寒暖差が生まれやすく、コーヒーチェリーは時間をかけてゆっくり成熟します。その過程で、果実の内部には酸と糖が穏やかに蓄えられ、輪郭の整った明るさと、奥行きのある甘さが形づくられていきます。
また、山地の斜面に広がる畑は、区画ごとに日照や風通し、土壌の水はけが異なります。こうした微細な違いが、味わいに立体感や表情の幅をもたらします。
加えて、高い湿度は発酵や乾燥の進行を急がせにくく、丁寧に管理することで、雑味の少ないクリーンな風味へとつながります。
生産を担うのは、マヌエル・ロハス氏とエステル・レケホ氏。
彼らは小規模生産ならではの目の行き届いた管理を行い、土地の気候や地形を踏まえた栽培と精製を実践しています。自然条件に任せきりにするのではなく、環境の特性を理解した上で人の手を重ねること。その積み重ねが、ミラフローレス農園のスペシャルティコーヒーらしい透明感と豊かな風味を支えています。
アマゾナス州の大地が生む、澄んだ味わい
アマゾナス州は、アンデス山脈とアマゾン流域が交わる山岳地帯に広がる地域です。標高1,700mを超えるこの地では、昼夜の寒暖差が大きく、コーヒーチェリーがゆっくりと成熟します。この過程が、特有の風味を育む重要な要素となっています。
この環境下では、酸味が鋭くなりすぎず、輪郭が整った印象に。甘さは穏やかに積み重なり、バランスの取れた味わいに仕上がります。また、年間を通して高い湿度が保たれているため、欠点を抑えたクリーンな仕上がりが可能となり、特に精製方法においても工夫が重ねられています。このような自然環境と生産者のこだわりが、アマゾナス州らしい「澄んだ味わい」を生み出しているのです。
精密な発酵が生む、クリーンで立体的な味わい
このロットは、アナエロビック(嫌気的)環境で行う特別な発酵方法を取り入れたウォッシュドプロセスで仕上げられています。パルピング後、酸素を遮断した状態で発酵を行い、その後洗浄・乾燥という工程を経てコーヒーが仕上がります。この発酵方法により、より繊細でクリアな風味が引き出されます。
アマゾナス州の湿潤な気候では、発酵や乾燥の精度が品質に大きく影響します。アナエロビック発酵では、発酵の進行をじっくりとコントロールすることができ、これによりジャバ品種の持つ明るさや香りがしっかりと引き立てられます。
発酵が過度に進まないよう調整されているため、クリーンでありながらも奥行きのある味わいを実現しています。この精密なプロセスこそが、このロットの大きな魅力です。
このコーヒーが語るもの
最初に感じられるのは、ハーバルな清涼感と、ライムを思わせる明るい酸。これが一気に広がり、その後、チェリーの果実感が徐々に現れます。ウォルナッツの香ばしさが味わいに奥行きを加え、中盤を豊かに彩ります。
後半になると、ブラウンシュガーのような優しい甘さが余韻として残り、全体を穏やかにまとめ上げます。温度が下がるにつれて、香りの明度が増し、より繊細な表情が感じられるこのコーヒーは、変化を楽しむ余地があり、時間と共にその魅力が引き立ちます。
アマゾナス州の高地で育まれたジャバ品種、精度を重視したアナエロビックウォッシュドプロセスが重なり合い、透明感と奥行きを持つこの味わいが完成しました。派手さを抑えたその美しさは、土地の特性と生産者の深い理解が生んだもの。ミラフローレス農園の2年目の取り組みが静かに、しかし確実に、スペシャルティコーヒーの魅力を伝えています。
【生産国】ペルー
【地域】アマゾナス州
【農園】ミラフローレス
【生産者】マヌエル・ロハス、エステル・レケホ
【標高】1,720–1,914 m
【品種】ジャバ
【プロセス】アナエロビック ウォッシュド
【焙煎度】浅煎り
Country:Peru
Region:Amazonas
Farm:Miraflores
Producer:Manuel Rojas,Esther requejo
Altitude:1,720–1,914 m
Varietals:Java
Process: Anaerobic Washed
Rost Level:Light Roast
コーヒーの保存方法について >>
コーヒー豆は、チャック付バッグに入れてお届けいたします。
背面にはコーヒー豆の焙煎日が記載されています。
<美味しく飲む目安>
ハンドドリップ:焙煎から2〜3週間くらいが豆の持つ風味がバランスよく感じられます。
エスプレッソ:焙煎から3週間前後くらいが甘さを感じやすく、ミルクとの相性もよく感じられます。
焙煎後2ヶ月くらいまでを目安にお召し上がりください。
<長期保存について>
飲みきれない場合は密閉容器で冷凍保存がおすすめです。
冷凍保存の場合は、半年ほどの期間を目安にお召し上がりください。
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