






コロンビア サン・ガブリエル農園 ピンクブルボン
伝統と革新が共存する、香り高いコーヒー
アンデス山脈の高地で育まれたピンクブルボン。
ジャスミンや白桃、紅茶のような余韻が折り重なる、エレガントなスペシャルティコーヒーです。
ウイラ県オポラパ地区に広がるサン・ガブリエル農園は、標高1,720〜1,800mの冷涼な気候の中、発酵科学と微生物制御を巧みに取り入れた精密な精製で注目を集めています。
この地の自然と、農園主リナルコ氏の知見が融合したコーヒーは、まるで香りの芸術作品。ピンクブルボンの真価を余すことなく引き出したロットです。
感じられるフレーバー
寒暖差と火山土壌が生む、複雑なフレーバー構造
この地域は熱帯高地の気候帯に属し、年間降水量は約1,850mm、平均気温は18〜21℃。特に注目すべきは昼夜の寒暖差が最大17℃にも達する点で、この大きな温度差が、コーヒーチェリーに豊かな糖分と有機酸を蓄積させ、複雑なフレーバーを生み出します。
土壌は、火山由来のローム土壌(アンドソル)は、カリウムやリンを豊富に含み、pH5.5〜6.2の微酸性を保っています。
透水性に優れ、根圏病害のリスクを抑えながら、ミネラルを安定的に供給。土壌にはコンポストとボカシによって活性化された微生物相があり、発酵工程における自然な助力としても機能しています。
ピンクブルボンという希少品種
ピンクブルボンは、レッドブルボンとイエローブルボンの自然交配により生まれた希少な品種。近年の研究では、エチオピア系統の芳香遺伝子を持ち、ゲラニオールやリナロールといったフローラルアロマの源を有することが判明しています。
その結果として、ジャスミンやバラのようなフローラルアロマや、ピンクグレープフルーツや白桃を思わせる果実味を併せ持ち、複雑で洗練されたカップを生み出します。
科学と自然が織りなす発酵技術
完熟チェリーを22〜24°Brixで選別し、自転車脱穀機で丁寧に脱殻。24時間の嫌気性発酵と48時間の好気性発酵を組み合わせ、フレーバーと酸の複雑性を設計しています。
乾燥は直射日光を避けたパティオでゆっくりと22〜24日。さらに16℃の倉庫で30〜45日間休ませ、風味を一体化。まるでワインのように熟成された味わいが、口の中で静かに広がります。
花束のような香り、紅茶のような余韻
ジャスミンやバラを思わせるフローラルアロマ。ピンクグレープフルーツの爽やかな酸、白桃やリンゴのような甘みがバランスよく共存します。
最後に感じるのは、紅茶のようなクリーンな余韻。発酵の精密さが、繊細で層のある香りを引き出し、心地よい余韻と共に残ります。
スペシャルティコーヒーの真髄、そしてシングルオリジンならではの個性がここにあります。サン・ガブリエル農園の技術と情熱が詰まったこの一杯を、ぜひご堪能ください。
【生産国】コロンビア
【地域】ウイラ
【生産者】リナルコ・ロドリゲス
【標高】1,720〜1,800 m
【品種】ピンクブルボン
【プロセス】ウォッシュド ファーメンテーション
【焙煎度】浅煎り
Country:Colombia
Region:Huila
Producer:Linarco Rodriguez
Altitude:1,720〜1,800 m
Varietals:Pink Bourbon
Process: Washed Fermentation
Rost Level:Light roast
コーヒーの保存方法について >>
コーヒー豆は、チャック付バッグに入れてお届けいたします。
背面にはコーヒー豆の焙煎日が記載されています。
<美味しく飲む目安>
ハンドドリップ:焙煎から2〜3週間くらいが豆の持つ風味がバランスよく感じられます。
エスプレッソ:焙煎から3週間前後くらいが甘さを感じやすく、ミルクとの相性もよく感じられます。
焙煎後2ヶ月くらいまでを目安にお召し上がりください。
<長期保存について>
飲みきれない場合は密閉容器で冷凍保存がおすすめです。
冷凍保存の場合は、半年ほどの期間を目安にお召し上がりください。
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