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エルサルバドル トレス・ポソス農園 パカマラ ナチュラル

セール価格¥2,376
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挽き目:

エルサルバドル トレス・ポソス農園 パカマラ  ナチュラル/ El Salvador Tres Pozos Pacamara Natural シングルオリジン スペシャルティコーヒー

私たちとトレス・ポソス農園のこと

私たちがダイレクトトレードでお届けしている、エルサルバドル・トレス・ポソス農園のスペシャルティコーヒーです。この農園とは、ダイレクトトレードを始めた初年度から継続して取引を続けており、いまでは私たちにとっても特別な存在となっています。
初めて農園主のアルマンド氏と出会ったのは、2022年のエルサルバドル訪問中。カッピングで彼のコーヒーに魅了され、後日、実際に農園を訪ねました。
「どんなに条件が良くても、自分のコーヒーを味わっていない人には売らない」
そう語る彼の言葉には、コーヒーに対する強い誇りと情熱が込められていて、今でも忘れられません。

それ以来、私たちは毎年農園を訪れ、ナチュラルプロセスを中心とした取り組みや、気候・資源を考慮した精製方法、品質への細やかな工夫を、現地で肌で感じてきました。この「パカマラ ナチュラル」は、そんな背景から生まれたロットです。

熟したチェリーやベリーのような果実の甘みに、ナチュラルプロセス由来の複雑な香り。シナモンやバニラを思わせるやさしいスパイス感がふんわりと広がり、後味には心地よい甘さの余韻が残ります。パカマラ品種ならではの力強くも繊細なボディと、透明感のある酸味が調和した、洗練された味わいをぜひお楽しみください。



感じられるフレーバー

エルサルバドル トレス・ポソス農園 パカマラ  ナチュラル/ El Salvador Tres Pozos Pacamara Natural シングルオリジン スペシャルティコーヒー



エルサルバドル トレス・ポソス農園 パカマラ  ナチュラル/ El Salvador Tres Pozos Pacamara Natural シングルオリジン スペシャルティコーヒー

エルサルバドル北部の山あいから

トレス・ポソス農園は、エルサルバドル北西部のチャラテナンゴ県、サン・イグナシオという小さな町の高地にあります。標高はおよそ1,650m。敷地内には3つの天然の井戸があり、農園名「Tres Pozos(3つの井戸)」はそこから名付けられました。
この土地は、冷涼な気候と栄養豊かな土壌に恵まれており、コーヒーの栽培にはとてもよい環境です。昼夜の寒暖差が大きく、チェリーはゆっくりと熟していくため、風味の豊かさや香りの広がりがしっかりと感じられる豆が育ちます。

農園を営むのは、アルマンド・グァルダード氏。若い頃にアメリカへ渡り、約30年の歳月を経て故郷へ戻ってこの農園を立ち上げました。農業を通じて地域に根ざしながら、若者の雇用や教育の機会を広げていくことにも力を注いでいます。

収穫のタイミングには、一部のピッキングをあえて省くことで樹に負担をかけず、熟度の高いチェリーだけを選んで収穫するなど、持続可能で質を追求した栽培方法が採られています。そのような丁寧な取り組みが実を結び、トレス・ポソス農園はCOE(Cup of Excellenceの略で、世界中で最も高品質と認められたコーヒーに与えられる称号)2021年に7位、2022年に13位という評価を受けました。



エルサルバドル トレス・ポソス農園 パカマラ  ナチュラル/ El Salvador Tres Pozos Pacamara Natural シングルオリジン スペシャルティコーヒー

トレス・ポソスの風土と気候

トレス・ポソス農園が位置するチャラテナンゴ県は、エルサルバドルの中でもユニークな地質と気候条件を持つエリアです。 この土地の土壌は、火山性ではなく、古い海の底にあった堆積岩や石灰岩などが風化してできたもの。カルシウムやマグネシウムなどのミネラルを多く含み、土壌のpHはやや中性寄りです。

その影響で育つコーヒーには、やわらかく透き通るような酸味と、ほんのりとしたミネラル感が感じられます。また、標高1,650mという高地ならではの昼と夜の寒暖差は、チェリーの成熟をゆっくりと進め、香りや甘みをしっかりと蓄える助けになります。

そうした自然の力が、トレス・ポソスのコーヒーに明るく華やかな果実感や、伸びやかな味わいをもたらしています。



エルサルバドル トレス・ポソス農園 パカマラ  ナチュラル/ El Salvador Tres Pozos Pacamara Natural シングルオリジン スペシャルティコーヒー

エルサルバドルが生んだユニークな品種「パカマラ」

Pacamara(パカマラ)は、エルサルバドルで1950年代に開発された、「Pacas(パカス)」と「Maragogipe(マラゴジペ)」という2つの品種を掛け合わせて生まれたものです。パカスは矮性のブルボン種、マラゴジペはティピカ系の巨大粒変異種で、それぞれが持つ特性がこの品種に活かされています。

パカマラの大きな豆粒は、豊かな甘みと厚みのあるボディ、複雑な香りの構成が特徴です。一粒一粒にしっかりと味わいが詰まっており、テロワールや精製方法の違いが風味に素直に反映されやすい品種でもあります。
私たちは、パカマラの力強さと繊細さが同居するような複雑なバランスにいつも魅了されています。



エルサルバドル トレス・ポソス農園 パカマラ  ナチュラル/ El Salvador Tres Pozos Pacamara Natural シングルオリジン スペシャルティコーヒー

果実のまま仕上げるという選択「ナチュラル」

このロットでは、ナチュラルプロセスが採用されています。チェリーを果肉ごと丁寧に発酵・乾燥させることで、果実のもつ甘さや香りがしっかりと豆に移っていきます。
パカマラは果肉が厚く糖度も高いため、このプロセスとの相性がとても良く、熟したトロピカルフルーツや赤い果実のようなフレーバーが何層にも重なるように感じられる仕上がりになります。そこに、シナモンやバニラを思わせるような香りがやさしく加わり、飲み終えたあとにも長く続く、甘くなめらかな余韻が残ります。



エルサルバドル トレス・ポソス農園 パカマラ  ナチュラル/ El Salvador Tres Pozos Pacamara Natural シングルオリジン スペシャルティコーヒー

味わいの先にある風景

生産者の想いと、土地の個性が丁寧に表現されたロットです。トレス・ポソス農園のパカマラ ナチュラルには、アルマンド氏のこだわりと、環境に寄り添いながら生まれる自然な味わいが詰まっています。

私たち自身が直接訪れて感じた空気、交わした言葉、カッピングで受けた驚きと感動。 そのすべてが、この一杯の背景にあります。
ゆっくりと味わいながら、コーヒーが育まれた時間と場所に、思いを巡らせていただけたら嬉しいです。




エルサルバドル トレス・ポソス農園 パカマラ  ナチュラル/ El Salvador Tres Pozos Pacamara Natural シングルオリジン スペシャルティコーヒー

商品詳細

【生産国】エルサルバドル
【地域】アロテペック・メタパン
【農園】トレスポソス農園
【生産者】アルマンド・グァルダード&ロサーナ・グァルダード
【標高】1,650m
【品種】パカマラ
【プロセス】ナチュラル
【焙煎度】浅煎り

Country:El Salvador
Region:Alotepec Metapan
Farm:Tres Pozos
Producer:Armand Guardado/ Roxana Guardado
Altitude:1,650m
Varietals:Pacamara
Process:Natural
Rost Level:Light Roast

コーヒーの保存方法について >>


コーヒー豆は、チャック付バッグに入れてお届けいたします。
背面にはコーヒー豆の焙煎日が記載されています。

<美味しく飲む目安>
ハンドドリップ:焙煎から2〜3週間くらいが豆の持つ風味がバランスよく感じられます。
エスプレッソ:焙煎から3週間前後くらいが甘さを感じやすく、ミルクとの相性もよく感じられます。
焙煎後2ヶ月くらいまでを目安にお召し上がりください。

<長期保存について>
飲みきれない場合は密閉容器で冷凍保存がおすすめです。
冷凍保存の場合は、半年ほどの期間を目安にお召し上がりください。
詳しくはこちら >>



 

エルサルバドル トレス・ポソス農園 パカマラ  ナチュラル/ El Salvador Tres Pozos Pacamara Natural シングルオリジン スペシャルティコーヒー

高品質なコーヒーを飲み続けられる未来のために私たちができること

高品質なコーヒーを未来にわたり楽しみ続けるために、私たちはダイレクトトレードを推進しています。近年、気候変動の影響によりコーヒーの生産量は減少傾向にあり、2050年には生産適地が50%減少するとも言われています。この問題に対応するためには、生産者が品質維持のための投資を行える環境を整えることが重要です。

そのために、私たちは中間手数料をできるだけ抑えながら、生産者に適正な価格で買い付ける仕組みを構築。これにより、生産者が継続して高品質なコーヒーをつくり続けられる未来を支えています。



ダイレクトトレードの取り組みについて

私たちウッドベリーコーヒーは「コーヒーに携わるすべての人が豊かになること」を目指しています。 【EPISODE OF EL COLORIDO】 の連載で取りあげた「グアテマラ/エル・コロリド」もまた、その目標を実現するための取り組みのひとつでした。
グアテマラを訪れた私たちはそして、もうひとつの夢であったダイレクトトレードをおこなうべく、エルサルバドルへと向かいました。

以下の連載では、私たちがおこなったエルサルバドルとのダイレクトトレードについてお伝えしていきたいと思います。実際に現地訪れた際の農園の姿や生産過程、コーヒー生産にかかわる想いをオリジナルマガジンにて綴っています。
こちらもぜひ合わせてご覧ください。


【DIRECT TRADE WITH EL SALVADOR VOL.1】ダイレクトトレード─夢に向かって


【DIRECT TRADE WITH EL SALVADOR VOL.2】コーヒーが国をつくった─エルサルバドルのコーヒー産業の歴史


【DIRECT TRADE WITH EL SALVADOR VOL.3】エルサルバドルコーヒーとトレンドの転換期


【DIRECT TRADE WITH EL SALVADOR VOL.4】6つの生産地域とパカマラ


【DIRECT TRADE WITH EL SALVADOR VOL.5】「続ける」ことでみえる景色


【DIRECT TRADE WITH EL SALVADOR VOL.6】3年目の旅路



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