記事: 【Portrait of a Barista】上岡 夏依 / 駒沢店

【Portrait of a Barista】上岡 夏依 / 駒沢店
ウッドベリースタッフのオリジンや内面に迫る「PORTRAIT OF A BARISTA」
今回は駒沢店の上岡さんに、6つの質問を答えていただきました。

Q1 生まれ育った街について教えてください。
栃木県の栃木市です。県内人口では3番目の大きな街です。江戸時代末期からの土蔵造りの建物が残った「蔵の街」が有名で、大通りには歴史ある建物をリノベーションした喫茶店や洋服屋があったり、横を流れる巴波川を走る遊覧船が運行していたり、観光地としても人気です。
私は栃木市の南にある町に住んでいたので、隣の佐野市も近く、アウトレットに遊びにいったり思い出深い街のひとつです。
Q2 バリスタを目指したきっかけは?
もともとは美容の仕事をしたいと思って栃木から東京の美容学校に通っていました。それで、母がふだんコーヒーを淹れていたこともあり、放課後に東京のいろいろなコーヒー屋さんに行くようになりました。
あるとき原宿のdotcom space Tokyoで飲んだエチオピアのウォッシュドがすごく美味しくて。それまで深煎りの苦味が強いコーヒーのほうが好みだったので、本当に驚きました。そこで2016年のJHDC(ジャパンハンドドリップチャンピンシップ)チャンピオンの佐藤昂太さんと知り合ったり、ほかのお店でも友だちができたりして、一杯のコーヒーで人とつながれることに魅力を感じ、だんだん美容とコーヒーとどっちの仕事を選ぶか、考えるようになりました。
そして最終的に、自分がいちばんやりたいことをしようと、中目黒のスターバックス・リザーヴ・ロースタリーに入社しました。スタバのなかでもとくにいろいろなことができるお店で学ぶこともたくさんありましたが、3年ほど働いて、スペシャルティコーヒーについてもっと深く知りたいと思うようになったんです。
と同時に、やっぱり、私はコーヒーをとおしてお客さまやスタッフとコミュニケーションを取る時間がいちばん好きなんです。ウッドベリーにきたときに、ここまでコーヒーについてしっかり話をしてくれるお店はなかなかない。自分の大切にしていることを実現するのにぴったりだと思いました。

Q3 好きなコーヒー豆を教えてください。
私にとって、エチオピアのウォッシュド・プロセスは、人生を変えてくれたコーヒーだと思っているので、いま販売しているエチオピア/ガルガリ・グティティも大好きです。エチオピアの豆は、コーヒーがいろいろな表情があることを教えてくれる個性をもっていると思います。ガルガリは、飲んだときにとろっとした蜂蜜や、アプリコットを囓ったような果実感があります。それも尖った果実感ではなく、食事やペストリーとあわせても邪魔をしない。日常的にいつ飲んでも安心する味わいが好きです。
Q4 いまハマっているカルチャー(本や音楽、映画など)を教えてください。
映画をみたりフィルムカメラで写真を撮ったりもしますが、とくに好きなのは音楽です。日本のバンドを聴くことが多く、コーヒーみたいに、その日の気持ちにあわせて聴くものを決めています。それが私のリラックス法でもあるし、「ここぞ!」というときに聴く音楽も自分のなかにあります。とくにBUMP OF CHICKENがいちばん好きで、環境が変わるタイミングだったり、不安や緊張を感じているときには必ず聴いて、背中を押してもらっています。
Q5 駒沢店の気に入っているところを教えてください。
駒沢店は、田園都市線沿線の用賀店や二子玉川店だけでなく、学芸大学店も地理的には近く、ウッドベリーのカルチャーが好きでお越しくださる方がたくさんいらっしゃいます。そのまま常連になってくださる方もいて、私がもともと働いていた渋谷店とはまた違った魅力だと思っています。
それに、ひとつお話しすると熱心に聞いてくださる方も多く、ゆっくりとコーヒーやヴィーガンフードについてお伝えできる。とくに、バリスタ前だけでなくキッチン前のカウンター席もあるので、お話をした流れで提供することができて、近い距離で接することができるのが嬉しいです。
テラス席を含めると60席近くあり、お客さまもいろいろな過ごし方をされています。駒沢パーククォーターには緑も多く、日常のなかでゆったりとした時間が流れているのも、素敵なところです。

Q6 これからの未来のためにしていることは?
つねに探究心をもって、気になることは調べて突きつめることを心がけています。それは駒沢店みんなの目標でもあるのですが、各店舗からスタッフが集まっているからこそ、たくさんの視点で物事をみられることが強みだと思っています。
とくに駒沢店はしっかりとしたキッチンがあって、限定のプレートなどもあるので、食事にはまだそれほど詳しくない私にとっては、良い学びを得られる環境でもあります。野菜の切り方ひとつとっても違うし、最近はいろいろなご飯屋さんに行って、盛り付けや味つけにこれまで以上に気を払うようにもなりました。それは自分が大きく変わったところでもあり、より一層ウッドベリーのいろいろな楽しみ方を提供できるようになりたいと思っています。







