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記事: 【Portrait of a Barista】鈴木風伍 / 大井町店

【Portrait of a Barista】鈴木風伍 / 大井町店

【Portrait of a Barista】鈴木風伍 / 大井町店

ウッドベリースタッフのオリジンや内面に迫る「PORTRAIT OF A BARISTA」
今回は大井町店の鈴木さんに、6つの質問を答えていただきました。

Q1 生まれ育った街について教えてください。

生まれは岩手県久慈市、育ちは盛岡市です。お父さんとお兄ちゃんがラグビーをしていて、僕も保育園の年中からラグビーを始めました。高校 1 年のとき、ふたつ上のお兄ちゃんと一緒に全国大会に行ったり、リンゴ畑や山を走ったり、盛岡といえばラグビーのことばかり思い出します。
でも、3年生のときに怪我をしてしまい大学の特待が取り消しになり、仙台の料理専門学校に通うことにしました。小学校のときから炒飯をつくるのが好きで、4年生のときの誕生日プレゼントで中華鍋を買ってもらうくらい(笑)。当時は重たくて持てませんでした。専門学校でフレンチを学んだいまも、いちばんの得意料理は炒飯です。


Q2 バリスタを目指したきっかけは?

専門学校に石谷貴之さんが特別講師としていらっしゃって、そのときに淹れてくださったパナマ/フィンカ・デボラのゲイシャは、それまでのコーヒーの概念を覆すような味わいと香りで、圧倒されました。それだけでなく、所作まですごく美しく、直感的に「自分もこうなりたい」と思いました。トップバリスタの仕事を目の前で体験した衝撃から、卒業1カ月前に就職予定のホテルの内定を辞退して、バリスタとして働くことに決めたんです。
ウッドベリーに入社し、最初に配属されたのは渋谷店でした。社会人として働くのも、東京で暮らすのも初めてで、難しいことばかりでした。スポーツをしていたのでチームで動くことは得意だと思っていたものの、飲食店のコミュニケーションはまったく別物で。インバウンド需要が多い時期で、純粋に技術や知識も追いつかず、正直プレッシャーを感じていました。
でも、素晴らしい先輩方に囲まれ、仕事自体は最初からとても楽しかったです。いっぱいいっぱいのなかでも、自分のつくった料理を海外の方が褒めてくださったときに実感が湧いてきて、一段とやりがいを感じるようになりました。
いまでも抽出が上手くいったときに香りやテクスチャーなどを褒めていただけることがあり、嬉しいです。そのぶん、プロとしてのプレッシャーも感じますが、スペシャルティを選んでよかったなと思います。

Q3 好きなコーヒー豆を教えてください。

コロンビア/サン・ガブリエル農園のピンクブルボンです。入社したころに販売されていて、最初に「うわ、美味しい!」と驚いたコーヒーでした。ピンクブルボンを飲むのが初めてだったこともあり、口に含んだときのジューシー感や青リンゴのようなフレーバー、甘さが、それまで体験したことのない味わいで、いまでも不意にもう一度飲みたくなるほど印象に残っています。


Q4 いまハマっているカルチャー(本や音楽、映画など)を教えてください。

日本のヒップホップにハマっています。とくにTohjiと、彼が所属しているクルーのMall Boyzが好きです。ほかにも昨年「RAPSTAR 2025」(ABEMAの次世代のラッパーを発掘するオーディションプロジェクト) で注目を集めたAOTOもよく聴きますね。仕事前はハイパーポップのような過剰な感じの曲を聴いてテンションを上げたり、疲れたときにはR&B系のようなメロウな曲にしたり、気分によって聴くものは変わりますが、どちらかというとハイパーポップのような曲調のほうが好きかもしれません。


Q5 あなたのリラックス法を教えてください。

最近ランニングを始めて、家の近くの目黒川沿いを走っています。それこそヒップホップを聴きながら、朝4時とか夜中の1時くらいの涼しい時間帯に走るのが気持ちよくて、よくすれ違う方と挨拶するくらいになりました。やっぱりずっと家にいると気分が下がってしまうので、とにかく身体を動かしてリフレッシュしています。


Q6 これからの未来のためにしていることは?

叶えたいと思っていることがふたつあります。ひとつは来年のJLAC(ジャパンラテアートチャンピオンシップ)に出場して結果を残すこと。僕にとって専門学校1年生のときにラテアートをつくったことが、コーヒーを淹れて楽しいと思った最初の経験なので、JLACへの挑戦を決めました。いまは社内コンペに向けて練習を重ねています。
もうひとつは、個人のSNSアカウントで積極的に発信することです。「SNSをやりたい」と(社長の)武蔵さんに何気なく話した際に「それだったら会社でやろう」と言ってくださって、つい最近、公認インフルエンサーのようなかたちで個人アカウントを運用する取り組みが始まったんです。
まだ模索中ですが、僕はInstagramとTikTokをメインに、10代・20代の若い世代に届くような動画をがんばってつくろうと考えています(Instagram:@fugo_latteart TikTok:@sf_fllvx)。バリスタとしての自分を高めると同時に、僕がきっかけでコーヒーの世界に興味をもってくれる人やカフェで働きたいと思ってくれる人が増えたら嬉しい。まだ未熟なところもあるとは思いますが、スペシャルティコーヒー全体を盛りあげていけたらよいなと思っています。

オリジナルマガジン"PNEUMA" ISSUE52より抜粋

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